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2024.04.03
ブログタイヤに傷がついた状態で走行してしまうと
重大な事故を引き起こす危険性があります。
そうなる前に、タイヤにどんな傷があるのか、どう対処したらいいのか把握しておきましょう。
タイヤの傷は大きくわけて4種類です。
①外傷(カット)
縁石にぶつけてしまったり、釘等の鋭利なものが刺さってしまったり、傷の深さや範囲によってはバーストする危険性があります。
サイドウォール(側面)の傷はゴム部分が薄いため、衝撃により内部のコード(カーカス)が断裂し、バーストする危険性が高まります。
②ひび割れ(クラック)
経年劣化、紫外線、空気圧不足、タイヤワックスの塗りすぎにより、タイヤにひび割れが生じます。
タイヤ内部のコード(カーカス)まで到達していた場合、早めの交換が必要になります。
③コード切れ(CBU)
タイヤ内部には鉄や繊維素材を糸状にしたものが編み込ませており、タイヤの形状を保ち、衝撃や荷重に耐えられる構造になっています。
この糸状の部材が切れて強度が弱まることをコード切れと言います。
コードが切れると膨らみ(ピンチカット)が出来、最悪の場合バーストする危険性があります。
④セパレーション
タイヤ内部の接合部分等が剥離してしまうことを言います。
空気圧不足や過負荷等によって引き起こります。
上記の状態のまま走行すると、タイヤのたわみが大きくなり異常発熱する可能性があります。
タイヤはゴム製品なので劣化は避けられません。
少しでも良い状態で使い続けるために
下記のことに注意してみてください。
・適度に空気圧の点検を行う
・直射日光の当たらない場所、もしくはタイヤカバー等をかけて紫外線の当たらないところに保管する
・車両に定められた積載量を守る
安全な走行が出来るよう、日々の点検を心掛けてみてください。